2017.9.8 12:00

【ダッグアウトの裏側】世界一もくろむドジャースが最も避けたい相手は勢いあるDバックス 心配な相性の悪さも…

【ダッグアウトの裏側】

世界一もくろむドジャースが最も避けたい相手は勢いあるDバックス 心配な相性の悪さも…

特集:
ダッグアウトの裏側
米国時間4日のダイヤモンドバックスードジャースで八回、マルティネス(奥)にこの日3本目のアーチを浴びたフィールズはぼう然(AP)

米国時間4日のダイヤモンドバックスードジャースで八回、マルティネス(奥)にこの日3本目のアーチを浴びたフィールズはぼう然(AP)【拡大】

 いきなりクイズです。1試合4本塁打と完全試合。米大リーグ(1900年以降)で達成者が少ないのはどっち?

 答えは1試合4本塁打。完全試合を記録した23人に対し、16人しかいない。5日のBS放送で、ダイヤモンドバックスのJ.D.マルティネス外野手(30)がドジャース戦(ロサンゼルス)で放った4発を見ていた方は、歴史の目撃者となったわけだ。

 「球がよく見えるんだ。バットを振れば当たるんだよ」とマルティネスは球団史上初、ナ・リーグでは10人目の快挙に破顔一笑。1932年のルー・ゲーリッグ(ヤンキース)以来、ウィリー・メイズ(ジャイアンツ)や、かつてヤクルトに在籍したボブ・ホーナー(ブレーブス)らが名を連ねている「4発クラブ」に加わった。

 この直接対決では、同じナ・リーグ西地区に所属するライバル球団の勢いの差が出た。2位のダ軍は先発左腕ロビー・レイが14三振を奪い、12勝目(ド軍から今季3勝目)。チームは13-0の大勝で11連勝を飾った。

 一方、7月の月間20勝(3敗)などでシーズン最多勝記録(2001年マリナーズの116勝)を更新する勢いだったドジャースは急ブレーキ。日本時間5日現在、最近10試合で1勝9敗と不振にあえいでいる。

 それでも12・5ゲーム差をつけ首位のド軍の地区5連覇は確実視されているが、日本にも多くいるファンにとって心配なのは、ダ軍との相性の悪さだろう。ここまで8勝9敗。1勝2敗のナショナルズを除けば、唯一黒星先行の相手だ。

 短期決戦のポストシーズンでは勢いの差がもろに出る。1988年以来のワールドシリーズ制覇をもくろむド軍にとって、ダ軍は最も対戦を避けたい相手。ワイルドカードゲームで消えることを今から願っていることだろう。

田代学(たしろ・まなぶ)

サンケイスポーツ一般スポーツ担当部長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。

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