2017.9.3 13:32

【球界ここだけの話(1017)】来季から“真っ黒バット”が消える…使用するパ・リーグの選手は色の変更を思案中

【球界ここだけの話(1017)】

来季から“真っ黒バット”が消える…使用するパ・リーグの選手は色の変更を思案中

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サンスポ記者の球界ここだけの話

"真っ黒バット"と来季からも使用可能な木目がみえる黒バットは遠目にみると違いはほとんどないという。写真は西武・中村。このアーチストのパワーならバットの違いは関係なし!?【拡大】

 来季からプロ野球で黒バットがなくなる。正確にいえば“真っ黒バット”ということになる。もともと各メーカーごとに黒色のバットを製作しているが、NPBから木目がみえないくらい黒いのはやめましょうというお達しがあったそうだ。

 メーカー関係者によると「不正防止の意味合いもあると思います」という。木目を樹脂で固めて反発力を高めた「圧縮バット」が1981年シーズンから禁止された例がある。あと数ミリ、数センチでも遠くに飛ばしたいという打者の欲求は当たり前で、より鮮明になったルールのなかで競争が行われるのはいいことだと思う。

 日本プロ野球史上初の2000安打を達成した“打撃の神様”こと川上哲治が赤バットを使用していたのは有名な話だ。ある野手にバットの色の好みについて聞くと「そこまで色に対してこだわっていることはないですね」と返ってきた。今季“真っ黒バット”を使用しているパ・リーグのある選手は、今オフに色の変更を思案中という。

 今季から阪神に加入した糸井は甲子園のアルプス席など日の当たる場所に“相棒”を置いて、天日干ししていた。バットの含水率が高くなると重量が変わり、反発力にも影響が出る。持ち前のパワーとフルスイングで白球をかっ飛ばしてきた強打者も、自身と道具の繊細な感覚のすりあわせを日々行っている。だからこそ数字を残せるのだろう。

 “真っ黒バット”と来季からも使用可能な木目がみえる黒バット。遠目にみると違いはほとんどないそうだが、そこは独特な感覚の持ち主が多いプロ野球の世界だ。常人には影響が少なそうに思えることでも、大きな決断が伴っているのかもしれない。(新里公章)

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