2017.8.24 13:00

【球界ここだけの話(1007)】ダル&マエケンの起用法は一戦必勝のポストシーズンを見据え 強いドジャースの“ガス欠”しない今季マネジメント

【球界ここだけの話(1007)】

ダル&マエケンの起用法は一戦必勝のポストシーズンを見据え 強いドジャースの“ガス欠”しない今季マネジメント

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ダルビッシュ

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 ダルビッシュ有投手(31)、前田健太投手(29)が所属するドジャースが強い。米国時間22日時点で89勝35敗、勝率・718はメジャー30球団で断トツ。米メディアの間では2001年にイチロー外野手(43、マーリンズ)が、マリナーズへの移籍初年度に達成したシーズン116勝の大リーグ記録を更新するかどうか、に注目が集まっている。

 「チームの状態がいいので、プレッシャーがない。先発がゲームを作れば、味方が助けてくれる。いい流れがきている。とにかく自分の仕事をすれば、チームが勝てると思いながらマウンドに上がることができている」

 マエケンはそういって、強すぎるチームを実感している。ここまで、6月に不調で一時、先発ローテーションを外れるも、日本投手トップの11勝(5敗)を挙げている(防御率3.88)。広島時代は先発、完投を期待された右腕だったが、5回や6回で交代を告げられることも多い。メジャーでは100球をメドに降板させることが通常だが、80球や90球でベンチに下がることもある。

 確かに序盤に球数が増えたり、相手打線の3巡目で失点したりする理由もある。だが、これは、マエケンの投球内容だけの問題ではなく、ドジャースのチームマネジメントの方針。1988年以来、29年ぶりのワールドシリーズ進出と世界一を目指し、秋以降のポストシーズンでの戦いに“ガス欠”しないための措置だという。

 今季14勝1敗、防御率2・41と際立つ成績を残しているアレックス・ウッド投手(26、現在は左肩痛で故障者リスト入り)でさえも、100球未満で2番手に託すこともたびたびあった。100球以上を任されるのは、絶対的エースのクレイトン・カーショー投手(29)くらいだ(右腰張りでDL入り。ここまで15勝2敗、防御率2・04)。

 ド軍のチーム防御率3・14はメジャー30球団1位。救援陣の防御率2・97は同2位(1位はインディアンスの2・95)でリーグ2位と投手力が安定している(22日時点)。

 メジャーのプレーオフはエース級、先発2番手の投手は中3日、さらに中継ぎ待機をするなどフル回転が求められる。17日にDL入りしたダルビッシュも16日の登板後には腰の張りを明かしつつも、「次はまた中5日になりそうですよね? なんとか(大丈夫)」と先発する意気込みだった。それでもチームは、世界一へ絶対不可欠なパワーピッチャーのコンディションを慎重に見極めながら起用する。

 ド軍のナ・リーグ西地区5連覇はほぼ確実。一戦必勝の続くポストシーズンで、正真正銘の強さを発揮できるか。楽しみにしていてほしい。(山田結軌)

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