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【虎のソナタ】“炎の大フィーバー”スイッチ入った「8・12」

【虎のソナタ】

“炎の大フィーバー”スイッチ入った「8・12」

特集:
虎のソナタ
糸井を指導する掛布2軍監督。85年、日本一に導いた4番打者だ

糸井を指導する掛布2軍監督。85年、日本一に導いた4番打者だ【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA1-2阪神=延長十回、16回戦、阪神10勝6敗、12日、横浜)あれから32年です…。

 いろんな人生がございました。誰もが“繋がっている”んです。

 編集委員の上田雅昭は大学4年生でした。その夜、よもやそれから32年の長きにわたって波乱万丈のネット裏で記者人生を送ることになろうとは思ってもいませんでした。

 「同級生がドイツへ留学していて、その留学先からこの日に帰国して京都に帰るために羽田空港から伊丹空港に乗り継いで…御巣鷹の尾根になぁ…」。帰らぬ人となったのである。

 日航ジャンボ機事故は残念ながら乗客乗員520人が犠牲になった。つまりそれぞれの方に人生があり、家族があり、絆があった。

 当時の阪神球団社長中埜肇電鉄本社専務も運輸省に出張をして帰阪するためにこの機に乗って犠牲に…享年63歳。

 1985年8月12日…。タイガースはその時、1位を走っていた。監督吉田義男は「我々は挑戦者です」という言葉をくりかえし、その情熱はいつもヤケドしそうなほど熱かった。4番掛布の前をバースが打った。5番は岡田。1番に真弓…。結果的に日本列島に大フィーバーを巻き起こし、日本一になったから強いと思われるかもしれないが、開幕前はほとんどが“低空飛行”を予想していた。まさに端境期にあったのは現在の金本タイガースに共通する。

 吉田監督は中埜社長の霊前で号泣し「優勝」を誓い、それを実現している。

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