2017.8.12 05:02

見据える次の舞台!横浜・増田、笑顔で散るも堂々「プロ一本」宣言

見据える次の舞台!横浜・増田、笑顔で散るも堂々「プロ一本」宣言

甲子園とはお別れ。増田は土を集めて持ち帰った (撮影・須谷友郁)

甲子園とはお別れ。増田は土を集めて持ち帰った (撮影・須谷友郁)【拡大】

 第99回全国高校野球選手権大会第4日第2試合(横浜4-6秀岳館、11日、甲子園)横浜(神奈川)は秀岳館に4-6で敗戦。増田珠(しゅう)外野手(3年)はプロ志望を宣言した。

 涙はなかった。4-6の九回二死、増田の第4打席はプロ注目の左腕、田浦の109キロを打ち上げて左飛。最後の打者になっても笑顔を貫いた。

 「やりきった。あのアウトは一生の思い出。今まで笑ってプレーをしてきたので、負けても笑顔を貫けてよかった。宿舎に帰って泣きたいです」

 七回に福永の3ランで2点差に詰めたが、初戦敗退。試合後はベンチ入りできなかった3年生のため、甲子園の土を袋いっぱいに持ち帰った。

 神奈川大会新記録となる4試合連続本塁打をマークして乗り込んだ全国の舞台。アーチは出なかったが、持ち味は見せた。五回には相手の2枚看板の一角、川端の142キロを捉えて中前打。二進して三盗に成功し、福永の右犠飛で生還した。視察したDeNA・吉田スカウト部長は「ずっと見てきたけれど、いい選手になっちゃったね。走攻守そろっていて、思い切りもいいし、元気もある」と評価した。

 今後については「今のところプロ一本で」と宣言。「子供にも夢を与える勝負強い打者になりたい」と誓った。「記録より記憶に残る選手になりたい」と臨んだ自身2度目の甲子園。キラキラと輝く笑顔は、聖地を埋め尽くした4万7000人の心に刻まれたはずだ。 (中田愛沙美)

増田 珠(ますだ・しゅう)

 1999(平成11)年5月21日生まれ、18歳。長崎県出身。小1でソフトボールを始め、淵中時代は硬式の長崎シニアで投手兼外野手。全国大会に出場し、15歳以下日本代表でW杯出場。横浜では1年春からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。高校通算33本塁打。1メートル81、83キロ。右投げ右打ち。家族は両親。

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  • 左飛に倒れ最後の打者となった横浜・増田
  • 5回、安打を放つ横浜・増田=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 5回、安打を放つ横浜・増田=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 先発の横浜・塩原=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 4回、投球する横浜・及川=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 5回、犠飛を放つ横浜・福永=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 5回、犠飛を放つ横浜・福永=甲子園球場(撮影・二星昭子)
  • 7回途中からマウンドに上がった横浜・板川=甲子園球場(撮影・須谷友郁)
  • 7回、3点本塁打を放つ横浜・福永=甲子園球場(撮影・二星昭子)
  • 横浜4番手・万波=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 7回、マウンドに上がった横浜・万波=11日、甲子園球場(撮影・佐藤徳昭)
  • 七回・本塁打を放った福永を迎える横浜・平田監督=11日、甲子園球場(撮影・佐藤徳昭)
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