一塁に戻った重信(中央)だが、帰塁の際、二塁を踏まなかったためアウトを宣告されぼう然 拍子抜け、とはこのこと。6日の巨人-中日(東京ドーム)。1点を追う巨人は九回一死一、二塁で、坂本勇人内野手が中堅右へ大飛球。これを好捕されると、二塁ベースを回っていた一走の重信慎之介外野手が、慌てて一塁へ帰塁。その際、二塁ベースを踏み直さなかったため、中日側がアピール。もちろん野球規則に反しており、アウト! 前代未聞の幕切れになった。
俗にいう三角ベース事件。かつては長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)、イチロー外野手(マーリンズ)らもやっている。熱くなり、ついうっかり、ルールを忘れてしまうことは、あるかもしれない。
実はプロ野球の試合中、他にも首をかしげることはある。それは「振り逃げ」。野球規則上、無死または一死で走者が一塁にいる場合、振り逃げはできない。にもかかわらず、その状況から三振して、一塁へ走り出す打者が、ごくまれに見受けられるのだ。
少年野球の時代から、「振り逃げのチャンスがあったらまず、必ず走れ」と教えられてきたため、その指示がルールより優先する形で頭に浮かび、体が反応してしまう。そういうケースも、あるだろう。これもわからないではないが、やっぱり苦笑してしまう。