2017.8.8 13:00

【球界ここだけの話(991)】亀井の出場機会増えて巨人の借金が減少 「野球は9人でやるものじゃない」の精神が若手に好影響

【球界ここだけの話(991)】

亀井の出場機会増えて巨人の借金が減少 「野球は9人でやるものじゃない」の精神が若手に好影響

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
1日のヤクルト戦の七回、2ランを放った亀井。この日5安打6打点をマークした

1日のヤクルト戦の七回、2ランを放った亀井。この日5安打6打点をマークした【拡大】

 後半戦になって、巨人・亀井善行外野手(35)の出場機会が増えている。シーズン序盤は代打での起用が多かったが、現在は左翼の定位置に返り咲いた。亀井の出場機会の増加と符合するようにチームの借金も減り、クライマックスシリーズ出場圏内も見えてきた。

 亀井の7月の月間打率は・326をマーク。8月1日のヤクルト戦(静岡)では2本塁打を含む5打数5安打6打点。本人も「記憶にない」と驚く大活躍をするなど好調を維持している。

 好調のベテラン勢がチームに影響を与えているのは結果だけではない。24歳の石川はこう打ち明ける。

 「亀井さんや村田さんが先発で出ていないときに、変わらず準備する姿をずっと見ていた。そんな先輩の姿を見ているので、若い僕らはもっとちゃんとしないとな、と思ったんです」

 石川は先発の機会こそ減っているものの、7月30日のDeNA戦(東京ドーム)では八回に代打で出場。先輩たちの姿に触発されたのか、4号ソロを放って、その後のサヨナラ勝ちにつながる流れを作った。

 「代打は難しいけど、いいホームランを打ってくれた」とたたえた亀井は、石川の話を伝え聞くと、少し照れながらもきっぱりとこう言った。

 「野球は9人でやるものじゃない。言葉じゃなくて、やることで示せたらいい。後輩たちには背中で見せられたらいいかなと思うし、見てくれているのはうれしいです」

 巨人の選手は試合開始の何時間も前に入り、入念に準備を行う。代打待機の際はベンチ裏で体を温め、何イニングも前からたった1打席のためにストレッチや素振りをして出番に備える。そんな準備が勝敗を分ける一打につながることもある。ベテランから若手へ-。野球に対する真摯(しんし)な姿勢はこうして世代を超えて受け継がれていく。(伊藤昇)

今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 巨人
  5. 【球界ここだけの話(991)】亀井の出場機会増えて巨人の借金が減少 「野球は9人でやるものじゃない」の精神が若手に好影響