2017.7.31 13:18

【球界ここだけの話(983)】快進撃の阪神・ロジャースが気さくな人柄で日本に順応 初のトーキョーでは一人で夕食満喫

【球界ここだけの話(983)】

快進撃の阪神・ロジャースが気さくな人柄で日本に順応 初のトーキョーでは一人で夕食満喫

21日のヤクルト戦でロジャースは3安打5打点をマーク。カメラマンのリクエストに応え、力強いガッツポーズを披露した

21日のヤクルト戦でロジャースは3安打5打点をマーク。カメラマンのリクエストに応え、力強いガッツポーズを披露した【拡大】

 阪神の新助っ人、ジェイソン・ロジャース内野手(29)=前パイレーツ3A=の快進撃が止まらない。後半戦開幕直後からチームに合流し、7月末まで11試合に出場。打率・342(38打数13安打)、3本塁打、8打点と期待に違わぬ活躍を見せつける。日本への順応は本人の気さくな人柄もあって着々と進んでいる。

 来日して初の遠征で新幹線に乗り、東京へ移動した7月20日。チーム宿舎へ到着した夜に、こんなことがあった。慣れない異国で1人にしては酷だろうと気遣い、関係者が夕飯に誘った。ところが、ロジャースは首を横に振ったという。

 「キミだって疲れているだろ? 夜くらい俺と離れて、ゆっくりしてくれよ」

 そう言い残し、さっそうとチーム宿舎を後にした。初めてのトーキョーではあるが、ここなら母国スタイルで気兼ねなく食事がとれると考えたのか、アメリカンレストラン&バー「フライデーズ」で1人、夕食を楽しんだのだという。

 そして、翌21日のヤクルト戦(神宮)では来日初本塁打を含む2打席連続弾で3安打5打点の大暴れ。ヒーローインタビューでは「ジェイソン・ロジャース、通称・パンダです」と自己紹介した。まさに“気は優しくて力持ち”を地でいくパンダだ。

 先日の記事で書いた、大和の守備をたたえていたという話からも、ロジャースの“素直な”人間性が伝わってくる。遊撃の大和が、再三の美技から一塁へ送球してくる様子に、たまらず「アイツはスゴい守備をするなあ…。捕ってから速いし、正確性もある。あの守備はメジャー級だぞ!」と感嘆の声を上げたというのだ。

 日本野球に対しても、阪神というチームに対してもリスペクトがあるからこそ、ここまで早く溶け込むことができるのだろう。

 FA加入した糸井が右脇腹のけがで離脱した、これ以上ない苦境で、救世主のように現れたロジャース。チーム最多本塁打が中谷の「11」と、長打力不足にあえいでいた虎を、力強く支える。そのたくましさと人柄で、お客さんだけでなく、チームメートの心も引き寄せてしまうパンダだ。(長友孝輔)

  • 24日、JR東京駅から大阪に戻るロジャース
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