2017.7.27 13:00

【球界ここだけの話(979)】左キラーの巨人・森福が「生まれて初めて」の金縛り 実績十分も大型連敗中に汗びっしょり

【球界ここだけの話(979)】

左キラーの巨人・森福が「生まれて初めて」の金縛り 実績十分も大型連敗中に汗びっしょり

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サンスポ記者の球界ここだけの話
巨人・森福

巨人・森福【拡大】

 4位からの浮上を狙う巨人は、新戦力左腕が本領を発揮してきた。フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクから加入した森福允彦投手(30)は一時の不調を乗り越え、投球に安定感が出てきた。ソフトバンクでの11年間で通算125ホールドをマークした中継ぎ左腕は26日時点で28試合に登板し、1勝3敗、防御率3・10。対右は打者35人に打率・333、3本塁打と課題を残す一方、対左は49人に打率・262、0本塁打と抑えている。

 特に、昨季巨人が苦しめられたDeNA・筒香を3打数無安打、最も対戦機会が多い阪神・糸井も4打数無安打に封じ込めるなど、期待されていた左の強打者封じの役割を果たしている。

 セットアッパー候補だったが、開幕から打ち込まれる試合が続き、4月24日に2軍落ち。2軍ではソフトバンク時代の映像を見返したり、走り込んだりして体のキレを取り戻した。2軍戦で7戦連続無失点と結果を残し、1軍に復帰すると、5月24日の阪神戦(甲子園)で1回1/3を1安打無失点に抑えて移籍後初勝利。「緊迫した場面で使ってもらえて、ありがたいこと。やりがいを感じて投げられた」と笑顔で語った。

 注目度の高い球団で過ごす、慣れない日々。球団ワーストを更新する13連敗が続いていた6月上旬には「生まれて初めて」の金縛りにかかったという。得体の知れない恐怖に襲われて飛び起きると、汗をびっしょりとかいていた。

 「体の疲れなのかな。精神的なものもあるのかな」。負け試合が続いて大きくニュースで取り上げられ、FAの新戦力として責任がのしかかった。気づかぬうちに森福の体も重圧を感じていた。

 現在は左のワンポイントでの起用だが、6月25日の中日戦(東京ドーム)から8試合連続無失点を続けている。明るい性格がトレードマークで、チーム内では「チョメ」の愛称も定着した。実績十分の“左キラー”が、チームの巻き返しの力になる。(谷川直之)

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