2017.7.25 13:00

【球界ここだけの話(977)】花咲徳栄時代の西武・愛斗を救った恩師の言葉 原因不明のスランプから脱出

【球界ここだけの話(977)】

花咲徳栄時代の西武・愛斗を救った恩師の言葉 原因不明のスランプから脱出

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サンスポ記者の球界ここだけの話
7月10日、試合前に汗を流す西武・愛斗

7月10日、試合前に汗を流す西武・愛斗【拡大】

 26日、3年連続の甲子園切符をかけて浦和学院と埼玉大会決勝を戦う花咲徳栄。同校の岩井監督は2001年の初出場以降、春夏計8度、甲子園出場に導いている。

 「本当に神様のような方です。あの言葉がなかったら1、2回戦で負けていたかもしれません」

 恩師の持つ「言葉の力」を熱弁したのは西武の愛斗外野手(20)だ。3年夏の埼玉大会開幕前、愛斗は練習でバットにボールが全く当たらなくなった。プロ注目の打者が陥った原因不明のスランプ。どうしていいか分からなくなったとき、岩井監督から呼びかけられた。

 「怒られる…」。こう察した愛斗だが、掛けられた言葉は意外なものだった。

 「お前が誰よりも自主練習をやってきているのを知っている。絶対に打てるから、一振り一振り覚悟を決めて振れ」

 すると、翌日の練習からウソのように柵越えを連発。完全復活した愛斗は4番としてチームを甲子園に導き、初戦の三沢商戦(青森)ではランニング本塁打。打率・500をマークし、全国8強に導いた。

 西武に入団して2年目の今季。6月15日の阪神戦、2年前に躍動した甲子園で1軍初昇格を果たし、恩師と連絡を取った。

 「経験だからな。頑張れよ。まあ、お前のことだから、しっかりやっていると思うけど」

 約1カ月の1軍生活。9試合で計6打席に立ったが、プロ初安打はならず。「1軍は1球で仕留めないと」と悔しさをにじませ、23日に2軍に降格した。負けん気の強さと長打力が魅力の愛斗。再び1軍へ上がり、自分を信じてくれた恩師へ、必ず晴れ姿を見せる。(花里雄太)

  • 2015年8月11日、花咲徳栄の大滝愛斗は三沢商戦でランニング本塁打放った
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