2017.7.8 13:00

【球界ここだけの話(960)】オリックスD1・山岡は新人とは思えぬ肝っ玉の大きさ ダーツの名手で新人王候補に挙がる安定感

【球界ここだけの話(960)】

オリックスD1・山岡は新人とは思えぬ肝っ玉の大きさ ダーツの名手で新人王候補に挙がる安定感

プロ1年目から安定感が際立つオリックスD1・山岡

プロ1年目から安定感が際立つオリックスD1・山岡【拡大】

 新人とは思えない肝っ玉の大きさ、オンオフの切り替えの早さにいつも、驚かされる。オリックスのドラフト1位・山岡泰輔投手(21)=東京ガス=だ。7月7日のロッテ戦(ほっと神戸)のゲーム前もそうだった。

 「ヤバイ…。暑すぎて、バテそう。でもカードを頭を任せてもらっているんで頑張ります!!」

 この日は登板日。先発投手は試合前から気持ちを高める選手が多く、報道陣もあいさつ程度で声をかけるのは控えるのだが…。山岡は違う。練習後、笑顔で向こうから話しかけてくれる。

 逆に、こちらが大丈夫かなと心配になるときもあるほど。でも、その試合も8回4安打1失点で役目を果たした。本人はチームを勝利に導けず、反省の弁を繰り返したが、自己最多となる11三振を奪う快投だった。

 「報道陣の方が登板日に話しかけないようにしてくださっているのはわかっています。でも、僕的には当日は体の調整だけなんで。いまさら、どうこう焦っても仕方ないことですから。プロ初登板のときもそうでしたけど、試合で緊張することもまずないので」

 右腕は登板前日までに対戦相手の映像を見て、データを確認する。そして、自分なりに感じたことをノートにつける作業を完了させるという。最善の準備ができている自負があるから、試合直前まで自然体でいられるのだろう。

 「いまは、登板前日までに頭と気持ちの準備を終えています。そういう意味では登板前日に話しかけられたときの方があまり答えられていないのかもしれません」

 ちなみに、ドラ1ルーキーのダーツの腕前は一級品。「まだまだ全然です」と謙遜するが、カウントアップは最高855点のスコア(初心者平均は300点)を誇る。球界では森福(巨人)、かつて沢村賞に輝いた井川(元阪神など)もダーツの名手で有名。集中力と精神力が必要な競技に長けている点も一流に通ずるところがあるのかもしれない。

 シーズン前半戦の登板機会を終え、勝ち星に恵まれずに3勝に止まっているが、防御率2・54はチームトップでリーグ4位(7日現在)。先発ローテーションを1度も外れることなく、12試合に投げ、9試合でクオリティースタート(6イニング以上で自責3点以内)を記録した。山岡が自然体を維持する限り、後半戦の結果次第で十分、新人王の有力候補に挙がってきそうだ。(小松真也)

  • オールスターゲームに監督推薦で選出され記念撮影に臨む山岡(左)とD2・黒木
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