2017.7.4 13:00

【球界ここだけの話(956)】西武の元気印は3年目・山田 先天性難聴を乗り越え1軍での活躍誓う

【球界ここだけの話(956)】

西武の元気印は3年目・山田 先天性難聴を乗り越え1軍での活躍誓う

西武・山田遥楓(左)

西武・山田遥楓(左)【拡大】

 また一人、楽しみな若手が1軍初昇格を果たした。西武の3年目、山田遥楓(はるか)内野手(20)だ。

 「自分の間でタイミングを取れるようになったのが大きいです」

 2年目の昨季は2軍の74試合で、打率・180、0本塁打、13打点。昨オフには「2軍で打率・250以上が目標。1度でも1軍に上がって出場機会を得たい。大事な年になります」と抱負を語っていた。

 今季は62試合で打率・271、4本塁打、23打点。まさに有言実行で6月30日に自身もビックリの1軍昇格となった。先発投手との兼ね合いにより、わずか3日で出場選手登録を外れたが、後半戦に向けて再昇格が期待される。

 憧れの選手はソフトバンクの“熱男”こと松田。「元気だったり、プレースタイルが好きです」。グラウンドでは、松田顔負けの元気と若さでチームを盛り上げる山田だが、先天性難聴のため、右耳が全く聞こえない。「フライが上がったときに、どこから声が聞こえているか分からない。口の動きで判断したり、勘みたいなものも働きますね」と説明する。

 それでも、佐賀工高では主将を務め、最後の夏にはチームを県大会の決勝まで導いた。自身と同じく耳の不自由なファンから手紙をもらうこともある。「自分が頑張って活躍することによって、喜んでもらえたらうれしい。家族からも『希望を与えられるように』といわれています」。自分のため、そして自身と同じ病気で苦しむ人のために-。大きな志を胸に山田が1軍での活躍を誓う。(花里雄太)

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