2017.6.30 13:00

【球界ここだけの話(952)】青木、日米通算2000安打達成の裏に逆境の強さ ヤクルト杉村コーチ「努力を重ねた結果」

【球界ここだけの話(952)】

青木、日米通算2000安打達成の裏に逆境の強さ ヤクルト杉村コーチ「努力を重ねた結果」

青木宣親(右)を出迎えるヤクルト杉村繁コーチ (2007年5月27日撮影)

青木宣親(右)を出迎えるヤクルト杉村繁コーチ (2007年5月27日撮影)【拡大】

 米大リーグ、アストロズの青木宣親外野手(35)が日米通算2000安打を達成した。青木のヤクルト在籍時、打撃コーチとして青木を指導した杉村繁チーフ打撃コーチ(59)が振り返る。

 「あれは青木の1年目(2004年)のオフ。秋のキャンプ中、(当時監督の)若松勉さんに『稲葉の代わりに青木を使う。青木を何とかしろ』といわれた。青木はそのシーズン、2軍で首位打者(打率・372)をとったけど、力がそんなになかった。一緒に打撃コーチをしていた八重樫幸雄さんと『青木ですか? どうしますか?』といったことを覚えている」

 稲葉篤紀が04年オフにFA宣言し、翌05年に日本ハムへ移籍。外野の一角が空いたため、当時の若松監督は青木の起用を検討。杉村コーチは青木に「足が速いんだから『センターから逆方向へ強い打球を打て』といった。早大時代に逆方向へ打つ練習をしていたから、ある程度の技術はあった。青木はとにかく、よく練習した。休みの日も『ティーを上げてください』といってきた」

 レギュラーに定着した05年は202安打、打率・344で2冠を獲得したが「4月は全く打てなかった。古田(敦也)のアドバイスもあったみたいだけど、腰が痛かったみたい。俺がマニフレックスのベッドをすすめたら腰の調子もよくなって、5月からめちゃくちゃ打ったよ」。

 杉村コーチは「体も小さく、まさか2000安打を打つ選手になるとは思わなかった。早大時代は鳥谷(現阪神)の陰に隠れ、メジャー移籍後もレギュラーじゃないところから頑張った。逆境に強い。強い精神力を持ち、努力を重ねた結果だと思う。頭が下がる。体の続く限り、青木らしくねちっこく1本でも多くヒットを打ってほしい」とエールを送った。(吉村大佑)

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