2017.6.20 15:52

【球界ここだけの話(942)】長嶋監督がヤカンを蹴り上げた…球団史上唯一の最下位に終わった巨人OBに聞いてみた

【球界ここだけの話(942)】

長嶋監督がヤカンを蹴り上げた…球団史上唯一の最下位に終わった巨人OBに聞いてみた

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
淡口憲治さん

淡口憲治さん【拡大】

 巨人の球団史上唯一の最下位に終わった1975年のOB戦士は、今季をどう見ているのか。球団ワーストとなる13連敗中、現役時代は強打の「コンコルド打法」で知られた淡口憲治さん(65)に電話をする機会があった。

 長嶋監督就任1年目の1975年はV9を支えた主力が衰え、過渡期を迎えていた。淡口さんは「時代の変わり目。若手への切り替えの時だった」と振り返る。

 王貞治(現ソフトバンク球団会長)の故障など負の連鎖は続き、首位・広島には27ゲーム差。9月4-17日には11連敗を喫した。「連敗中は、また負けるのか。得点してもまた逆転されるのか、とマイナス思考に陥っていた」。試合中はベンチ中央に立ちっぱなしだった長嶋監督が、麦茶入りのヤカンを蹴り上げたこともあったという。

 連敗を止めた9月18日のヤクルト戦(後楽園)では、七回に2ランを放った。ただ、記憶に残るのは厳しい練習の日々だという。

 「負けたら練習という考え方でした。広島遠征の時でも午前中に帰ってきて多摩川(グラウンド)に集合。休みだったのは1年間で2日だけ。それも移動の都合でどうしても練習ができなかったからでした」。翌年の優勝につながった地獄の日々があった。

 電話の最後、淡口さんが「大丈夫。見ていてください。少ししたら、勝ち始めますから」と予言したように、交流戦最後の6試合は5勝1敗と勢いを取り戻した。

 「今は技術が高い選手が多いですから。心をひとつにして、全員野球をすることが大事。誰かが打てないなら、他の選手がカバーをする。ベンチを含めた全員で野球をすることです」と淡口さん。OBも巻き返しを期待している。(長崎右)

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