(セ・パ交流戦、オリックス5x-4阪神、2回戦、1勝1敗、7日、京セラ)ユニホームのズボンが血で染まっていた。マウンド上で左手を気にする能見。香田投手コーチ、杉本トレーナーが急いで駆け寄る。左薬指から出血していた。突如、制球が乱れた六回。オリックス打線をきりきり舞いにさせたキレ味抜群のスライダーがもろ刃の剣となってしまった。
「ちょっと(投球時に左親指で左薬指を)えぐってしまった。力むとたまに出る。(影響は)ないよ、ないよ」
試合後、出血を失点の理由にはしなかったが、リズムは狂っていた。4-1の六回、先頭の西野に右前打、安達の左翼線二塁打で無死二、三塁。ここで香田コーチらがマウンドに向かい、指の状態を確認した。ベンチは続投の判断も、続くロメロの詰まった打球は不運にも中前へ。小谷野の打球も右前にポトリ。代わった桑原も打たれ、この回、3点を失った。