九回を無失点で締めた松井裕(右)をねぎらう則本(左)。仲間との信頼関係も絶大だ (撮影・長尾みなみ) (セ・パ交流戦、楽天3-2巨人、3回戦、楽天3勝、1日、コボパーク)歴史の扉を開いた。楽天・則本昂大投手(26)が1日の巨人最終戦(Koboパーク)で12三振を奪い、7試合連続の2桁奪三振を達成。8回6安打2失点でチームの3-2での勝利に貢献し、7勝目を飾った。
「七回に限界になったけど、何とか乗り切れた。何より、チームの今季初の5連勝に貢献できたことがよかった」
日本中が注目した一戦。午前中から降った雨の影響で、試合開始は31分遅れた。一回、先頭・脇谷の初球は最速の156キロを計測。緊張に加えて、力む。何度も深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。二回二死満塁。小林を135キロのスライダーで、この日最初の三振に斬った。三回は脇谷、立岡、坂本勇を3者連続の見逃し三振に封じた。
0-0の四回、一死一塁から村田に先制の2号2ランを浴びた。この回を投げ終えた時点で83球を費やし、奪ったのは6三振。嫌なムードが漂い始めた。雨も降りしきる。だが、剛腕はここで終わらない。六回に味方打線が3点を取って逆転するとギアを上げた。七回に2つを奪って9三振。リーチをかけた。