(セ・リーグ、阪神2-5DeNA、7回戦、阪神5勝2敗、26日、甲子園)藤浪は右打者へ直球を投げる時、必要以上にナーバスになっている。いろんな思いはあるのだろう。制球を乱し、スライダーでしかストライクが入らない状態になり、その球を狙い打たれた。5回1/3で1失点は、本来なら続投させる数字だが、交代はそうできないぐらいに悪かったという証明だ。
クイックでの投球は、おそらく、走者がいないときも、走者を出しても、変わらないタイミングで投げられるようにしたのだろう。登板のたびに工夫しているが、現状は迷宮に迷い込んでいる状態。本人も、ベンチも自信が持てない状況になっている。
ただ、五回まで無失点だったように、悪い内容でも抑えるのは、ある意味、すごいこと。受け入れるのは難しいかもしれないが、「自分はこういうスタイルなんだ」と割り切ることも、現状を打開する1つの方法ではないか。
厳しい表現になるが、誰も助けてくれない。自分で、強い信念を持って乗り越えるしかない。(サンケイスポーツ専属評論家)