2017.5.20 13:00

【球界ここだけの話(911)】5月快進撃のソフトバンク 中継ぎ右腕・五十嵐の4勝が強さを表す

【球界ここだけの話(911)】

5月快進撃のソフトバンク 中継ぎ右腕・五十嵐の4勝が強さを表す

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ソフトバンク・五十嵐

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 5月のソフトバンクは19日まで12勝3敗と好調だ。16日のオリックス戦(京セラドーム)では先発の柱である千賀が背中を痛めて9球で降板。苦しい週のスタートになったものの、翌日から3連勝した。

 特にリリーフ陣の働きが光る。中継ぎの5投手で8回1/3をつないだ翌日となった17日の同戦で、工藤公康監督は舞台裏でのやりとりを明かした。

 「サファテが投げると言ってくれたのが大きかった。昨日リリーフも使っているし、チームのことを考えて投げてくれてありがたい」

 セーブ機会ではない4点差の九回に抑えのサファテが登板。その時点で自身もチーム最多タイの17試合目の登板となるにもかかわらず、志願してマウンドへ走った。

 さらに18日の同戦(ほっと神戸)は、同点の六回一死一、三塁で救援した五十嵐がピンチをしのいだ。中継ぎながら、すでに4勝目。「運がいいだけ」と話し、付け加えた。

 「まだ先発の勝ちを消してはいないので、それ喜んでもいいのかな」

 互いを思いやる気持ちが結果につながることで、チームの士気は増す。和田と武田が故障で離脱。それぞれの選手から「みんなでフォローしていかないと」という言葉が生まれるのは当然だが、実際は難しいこと。しっかり実現しているところが、ソフトバンクの快進撃の要因だ。

 その五十嵐はプロ入りから日米通算809試合(19日現在)の登板がすべて救援だが、「実は僕、10勝一番乗りっていうのがあるんですよ」と切り出した。ヤクルト時代に11勝を挙げた2000年で一番乗りを争った相手が面白い。「確か工藤さんと争ったと思う」。巨人に在籍していた工藤監督よりも早く、前半戦で2桁勝利に到達していた。

 強いチームの条件はリードした八回、九回を守るセットアッパーとクローザーの存在。ただ、過去に優勝したチームの特徴はまだある。同点や僅差のビハインドを守る中継ぎ陣の粘り強さ。ベテラン右腕・五十嵐の4勝はソフトバンクの強さを表す数字のひとつだ。(安藤理)

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