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【小早川毅彦のベースボールカルテ】球児が心に傷を負う「敬遠」は体罰ではないだろうか

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

球児が心に傷を負う「敬遠」は体罰ではないだろうか

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ
前の打者が敬遠され、清宮は複雑な表情で打席に向かった (撮影・仲道裕司)

前の打者が敬遠され、清宮は複雑な表情で打席に向かった (撮影・仲道裕司)【拡大】

 14日に熊本で行われた高校野球の招待試合で、秀岳館が九回二死から早実・清宮の前の打者を敬遠したことが話題になった。秀岳館・鍛治舎監督は「(清宮との対戦を望む3番手投手に)勝負させてやりたかった。公式戦ではやりません」と話したそうで、良い悪いを言うつもりはない。常々抱いていた、「高校野球の敬遠」への素朴な疑問を思い出した。

 九回無死三塁などサヨナラ負けのピンチで、守りやすくするために敬遠で満塁策をとるのは戦術である。しかし、選手が心に傷を負うかもしれない「敬遠」は体罰なのではないだろうか。

 1992年夏の甲子園大会2回戦。星稜・松井秀喜は明徳義塾に無走者の場面を含めて5打席連続で歩かされ、社会問題になった。その後、松井が国民栄誉賞を受賞するほど野球選手として成功したことで、敬遠した投手も、松井も救われたのではないかと思う。

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