2017.5.18 08:00

【上田二朗 サブマリン斬り】後ろ向きな空気感じない阪神・金本采配

【上田二朗 サブマリン斬り】

後ろ向きな空気感じない阪神・金本采配

 (セ・リーグ、阪神2-1中日、8回戦、阪神5勝3敗、17日、甲子園)普通なら続投だろう。七回、追いつかれて、なお一死一、三塁での継投のシーンだ。能見の内容や球数(79)を考えれば、せめて勝ち越されるまでは投げさせてもいいところ。ましてや、勝ちの権利がまったくない状況での降板は、投手にとっては厳しい。

 ただ、それはあくまで能見を中心に考えた場合の話だ。ベンチはバルデスの内容を考えた上で、1点勝負と見た。そして、これ以上、点を与えなければ、勝機が出てくると判断した。この試合に勝つための最善の策。ベンチの賭けだ。

 この継投が裏目に出れば、あれこれ言われるのは承知の上で動いた。ならば、好きにやればいいと言いたい。腹をくくって手を打ったのだから異論はない。今年の金本采配には「もしアカンかったら…」という後ろ向きな空気を感じない。攻めているし、実際、早めに手を打った時の方が、いい結果になっている。

 それも桑原、高橋、マテオら中継ぎ陣がしっかりしているからこそだ。そこが、先発を引っ張らざるを得ない中日との違い。結果として勝ったことでさらに勢いが出てくる。能見も満足感はなくとも、納得感はあるはずだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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