2017.5.11 13:00

【球界ここだけの話(902)】スランプのマエケンを救うのは広島のジョンソン!? カットボールで活路

【球界ここだけの話(902)】

スランプのマエケンを救うのは広島のジョンソン!? カットボールで活路

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ドジャース・前田

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 まさかこんなにすぐに立場が危うくなるとは…。改めてメジャーで生き残る大変さを目の当たりにした。ドジャースの前田健太投手(29)だ。

 昨季はメジャー1年目の日本投手として最多タイとなる16勝(11敗)を挙げた。チームの勝ちがしらであり、先発投手陣で唯一、故障離脱をしなかった。しかし、今季は開幕から4試合連続で5イニング以上を投げることができず、失点も3、4、4、6と続け防御率は一番悪いときで、8・05だった。

 「ここまではさすがになかったですね。こんなにずっと、たくさん点を取られることはなかった。こんなに打たれることはなかなかなかった。開幕2試合目あたり、うまくいかないくらいから、そろそろやばいな、というのは感じながらずっと投げていました」

 日本時代には経験しなかったスランプ。4月28日(日本時間29日)のフィリーズ戦(ロサンゼルス)で7回5安打2失点にまとめ、2勝目(2敗)を挙げ、復調の兆しをみせた。今季から本格取得に励むカットボールを有効に使ったことが奏功した。「思い切って、投球内容を変えることもできました」。マエケンといえば、直球とスライダー中心の配球。そこを研究され、狙い打たれるシーンが目立った。そこに“救世主”となった球がカットボールだった。この新球、実はキャンプ中に広島時代の同僚、ジョンソンから助言を受けていた。3月上旬にスマートフォンを通じて、動画付きで解説をもらった。

 「ジョンソンはカットがすごくいい。(広島の)松長通訳と3人でやりとりをしました。僕の投げている感覚も伝えたりして、いい感覚を得られた」

 制球を重視し、丁寧に低めに配球するのが、前田の持ち味。メジャーで、そして先発ローテーションを守り抜くために「自分は力で押すタイプではなく、低めに丁寧にいろんなボールを使いながら、投げていかないと駄目だと改めて認識できた」という。

 まだ5月。巻き返しへのマウンド、挽回の時間は十分残されている。

(山田 結軌)

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