1回、適時打を放つ阪神・鳥谷=東京ドーム(撮影・松永渉平) (セ・リーグ、巨人2-4阪神、6回戦、阪神4勝2敗、9日、東京D)敵の心の隙を、鳥谷が見逃すはずがない。菅野が4試合連続完封の夢を打ち砕かれた直後の一回二死一、三塁。背番号1のバットが147キロツーシームを捉えた。左前タイムリー。
「つないで、つないで来たチャンスだったので…。何とかもう1点…という気持ちでした。内角ばかり来ていたので、そろそろ(外角に)来るかなとは思っていました。連続完封といっても、自分たちがやられた訳じゃないから。向こうのほうが意識してたんじゃないですか」
大記録をいきなり阻止されて、少なからずショックの残る菅野の心を見透かした。そして狙い澄ました。連勝中の猛虎に流れを一気に引き寄せる殊勲打に、いつもはクールな男も笑顔をのぞかせた。そしてズバッと核心を突いた。