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【球界ここだけの話(901)】日本ハム・大田によみがえった闘争心 「ここは本当に自由。考えてやらないと」

【球界ここだけの話(901)】

日本ハム・大田によみがえった闘争心 「ここは本当に自由。考えてやらないと」

4月29日の楽天戦で五回、移籍後初本塁打となったソロを放ち、ナインに出迎えられる日本ハム・大田泰示(左から2人目) 

4月29日の楽天戦で五回、移籍後初本塁打となったソロを放ち、ナインに出迎えられる日本ハム・大田泰示(左から2人目) 【拡大】

 9日の早出練習中。ティー打撃を終えた日本ハム・大田泰示外野手(26)にチームメートが話しかけた。「きょうも1本か?」。汗だくの大田は「必死ですから!!」と笑顔で返した。

 昨秋のトレードで巨人から日本ハムに移籍した大田は4月23日の西武戦(メットライフ)から1軍に昇格すると、同29日の楽天戦(札幌ドーム)で移籍後初本塁打。5月3日のロッテ戦(札幌ドーム)では9年目でプロ初のサヨナラ打も記録した。北海道のファンに認められ始め、札幌ドームでは「タイシ・コール」がわき起こるようになった。目下の目標は「一日一善」。初本塁打以降、先発出場した試合では全試合で出塁している。

 どう猛で、どん欲。1メートル88、95キロの恵まれた肉体でダイヤモンドを駆け巡り、外国人選手にも飛距離ではひけを取らないパワーを兼ね備えている。巨人でのルーキー時代から取材してきた記者も「この力が試合で出せたら」と練習中の姿にいつも魅了されてきた。

 松井秀喜氏の背番号「55」を受け継ぎ、キャンプ、オープン戦期間中は毎年のように“ゴジラの後継者”として注目されてきた。チャンスは何度も与えられてきた。しかし、レギュラーの座をつかむことができず、昨秋にトレード通告を受け、新天地へ。自主性を重んじ、我慢強く起用してくれる日本ハムで眠っていた才能が開花しつつあるように、見える。

 今年2月の米アリゾナキャンプ。26歳にわずかな変化をみた。誰に言われることもなく、フリー打撃では「右方向におっつけて」「フルスイング」「チーム打撃」と毎日、テーマを考えて取り組むようになった。

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  • 5月3日のロッテ戦で九回、サヨナラ打を放ち、ナインから手荒い祝福を受ける日本ハム・大田(中央下)
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