なかなか波に乗れないヤクルトだが、5日のDeNA戦から雄平が4番に入り、7日は4本の二塁打で4打点。4番の仕事を果たした。
これまでも4番に入ったことはあったが、打順を意識しすぎて力んでしまい、自分の打撃を見失うこともあった。もともとフルスイングを身上としていたことに加えて、性格が「超」がつくほど真面目。チャンスでの相手バッテリーとの読み合いに負けていた。
ただ、今季は大振りしなくなった。コンパクトに打ち返す打撃スタイルへ転換したことで、走者をかえす目的に徹することができるようになった。左方向を意識した打撃も多く、際どいコースの変化球にも食らいついていけている。
結果が伴っているからこそ、「雄平らしさ」を出していい。左方向への打球が増えると、内角の際どい球が多くなる。その球を、ファウルでもいいから右方向へ強く引っ張ってみせることだ。すると相手バッテリーは「おやっ?」と感じて内角を攻めづらくなり、雄平はより優位に立てる。バッテリーとの読み合いを制するのが、4番の仕事だ。 (サンケイスポーツ専属評論家)