中村は四回、直球にタイミングを合わせていたところにきたカーブを投手寄りでとらえて本塁打。技術が光った (撮影・小倉元司) (パ・リーグ、西武7-1楽天、4回戦、西武3勝1敗、5日、メットライフ)西武は5日、楽天4回戦(メットライフ)に7-1で勝利。連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。こどもの日に決勝の8号2ランを放った主砲の中村剛也内野手(33)が、レオ党のヒーローとなった。
「真っすぐのタイミングだったけど、芯で打てた。バーンと当たればフライになる確率が高い」
独特の表現で振り返った技ありの一発は四回無死三塁。楽天・釜田が外角高めに投げた119キロのカーブをうまくバットに乗せて、左翼席中段まで運んだ。
この一発で2打点を加え、通算打点は915。80年代後半から90年代前半に4番として黄金時代を牽引(けんいん)した清原和博氏(49)のもつ球団記録に並んだが「清原さんは移籍していますし、僕も16年やっているので」と、クールに流した。
大阪で過ごした少年時代は、アニメなどにも興味はなかったという。当時を振り返り「野球でも近所にすごい人はいなかった。僕が一番すごかった」と笑った。「子供のときは、ヒットよりもホームランを打ちたいでしょ。1本で1点入るし。(打点数も)1つでも多く伸ばしていけたらいいですね」。今季25打点でパ・リーグトップを快走する主砲が、連敗ストップに一役買った。 (花里雄太)
〔1〕西武・中村が2打点を挙げて通算915打点とした。西武(前身時代を含む)では清原和博(通算1530、ほかに巨人で576、オリックスで39)と並ぶ球団記録。これで打撃3冠のうち、通算本塁打と通算打点の2部門で球団記録保持者となった。
〔2〕現役選手で通算338本塁打は、巨人・阿部の378、巨人・村田の347に次ぐ3位。