2017.5.2 13:00

【球界ここだけの話(893)】西武D6・田村が西口コーチ直伝のスライダーに手応え “スーパー1年生”と呼ばれた男にブレークの兆し

【球界ここだけの話(893)】

西武D6・田村が西口コーチ直伝のスライダーに手応え “スーパー1年生”と呼ばれた男にブレークの兆し

宮崎・南郷での春季キャンプで走りこんだ田村(左)。右は平井。奥は特別にランニング練習に参加した花里記者

宮崎・南郷での春季キャンプで走りこんだ田村(左)。右は平井。奥は特別にランニング練習に参加した花里記者【拡大】

 西武のドラフト6位・田村伊知郎投手(22)=立大=が1軍デビューへ向け、西武第二球場で大粒の汗を流している。「今、めちゃくちゃ野球が楽しいです!!」。充実を物語る表情と張りのある声に驚いた。

 春季キャンプではドラフト下位指名ながら、A班に抜擢(ばってき)された田村。オープン戦にも帯同したが、3月25日のDeNA戦で1回5安打4失点と打ち込まれ、開幕1軍を逃した。当時の心境を聞くと、「悔しいとかではなく、あのときの実力で最後まで1軍のチャンスを与えてもらってありがたかった」と意外な答えが返ってきた。

 1日現在、イースタン・リーグ6試合で計6回を投げ、5安打1失点と上々の成績。納得の球が投げられるようになってきた最大の要因はスライダーがものになってきたことだ。通算182勝挙げた西口2軍投手コーチに“伝家の宝刀”の握りを教わり「ずっと曲がっていなくて打者の凡打待ちみたいなところがあったけど、曲がるようになってきた」と手応えを感じている。

 「テレビでずっと見ていた憧れの方。フォークボールを教わっていたときに『スライダーも教えてください!!』と聞いちゃいました。気になったことはなんでも聞かないと損なので」

 報徳学園高時代には“スーパー1年生”として脚光を浴び、立大では大学日本代表も経験したが「あの頃は勝つと、うれしいというよりもホッとした。使命感のようなものがありましたね。今は野球人生で小、中学生の次ぐらいに楽しいです。あとは落ちる球が形になってきたら…」

 大投手を相手にも物おじしない度胸と探求心が光る田村。1軍デビューの日が待ち遠しい。(花里雄太)

  • 宮崎・南郷での春季キャンプでは休養日にカツオの一本釣りに挑戦した田村(左から3人目)。左から源田、平井。右端は多和田
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