9回、広島・丸(中央)が牽制で挟まれるも2塁へ到達 巨人・阿部(左)はタッチできず=東京ドーム(撮影・小倉元司)
6回、広島・床田の二ゴロを処理する巨人・マギー=東京ドーム(撮影・吉澤良太) ギャラリーページで見る (セ・リーグ、巨人5-9広島、2回戦、広島2勝、12日、東京D)五回に3ランを放った代打・村田にそのまま三塁を守らせ、マギーを二塁に回す。巨人は早くも苦し紛れのシフトを敷いた。キャンプから準備したとはいえ、原因は先発・内海の早い回での降板にあるわけで、高橋監督も自ら望んでスクランブルをかけたわけではないだろう。
村田の3ランは、カウント3-1から、内寄り低めのフォークボールを打ったもの。難しい球をファウルにせず、左翼ポール際に運んだのだから、調子はいい。マギーがいなければ、中軸を打っていたはずだ。
相手の広島は前日11日の試合で、新井を先発から外して休ませた。巨人もマギーを週に1、2試合休ませ、村田と併用したいところだが、現状の戦力を比べると、広島の方が上。巨人の余裕のなさが、この日のような起用に表れてしまった。
もっとも、先発から「二塁・マギー、三塁・村田」で行くのも難しい。九回にけん制で飛び出した丸を挟殺し損ねたように、一塁・阿部の守備は不安定で、マギーとの一、二塁間は無理がある。また1、2番の出塁率が上がらないのに、打点型の打者ばかり使っても、効果は薄い。投手は先発が長い回を投げ、打線は1、2番がチャンスを作る-。今季の巨人はまだ、勝ちパターンができあがっていない。 (サンケイスポーツ専属評論家)