2017.4.12 13:00

【球界ここだけの話(873)】ロッテ・伊東監督が野手に「それを試合で出せよ!」と叱咤激励…論理的野球観はノムさんに通じる

【球界ここだけの話(873)】

ロッテ・伊東監督が野手に「それを試合で出せよ!」と叱咤激励…論理的野球観はノムさんに通じる

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ロッテ・伊東監督

ロッテ・伊東監督【拡大】

 ロッテが、開幕からなかなか波に乗りきれない。オープン戦は13勝2敗3分けと12球団トップの勝率を残したが、本番に入ると投打がかみ合わない。特に深刻なのは打撃不振だ。1番打者を固定できず、パラデス、ダフィーの新外国人コンビも日本の投手の変化球に苦しんでいる。

 我慢の時期が続く中、先日、珍しい光景を見た。わずか4安打で1点しか奪えずに敗れた9日の楽天戦(ZOZOマリン)終了後、角中、清田ら8人の野手が室内練習場で打撃練習を敢行した。

 それを厳しい表情で見つめていたのが伊東監督だった。「それを試合で出せよ!」。時に選手を叱咤激励しながら、約1時間半の打ち込みを見守った。

 異例の、試合終了直後の指名練習。「調子が悪い選手が多すぎる。何とかしないといけない。泥臭く戦っていくしかない」と指揮官。主力の角中、清田にも打撃練習を課した理由を「彼らがチームを引っ張ってもらわないと困る」と説明した。

 伊東監督は決して口数は多くないが、理路整然と質問に答えてくれる。試合直後の囲み取材では、記者が質問しなくとも試合のポイントなどを端的に振り返ってくれる。ロッテの監督就任前、サンケイスポーツで評論家を務めていた際に何度かお話をうかがったことがあるが、その論理的な試合分析は大変勉強になった。

 捕手出身の監督。筆者は、かつてヤクルト担当として3年間、野村克也氏(サンケイスポーツ専属評論家)の野球に触れたが、伊東監督の論理的野球観は野村氏に通じるものがあると感じる。

 そういえば、ヤクルトが西武を4勝1敗で下した1997年の日本シリーズ。野村監督は「西武は伊東のチーム」として、「捕手・伊東」を徹底マークしていたことを思い出した。選手の足並みさえそろえば、逆襲の時は来るはずだ。(片倉尚文)

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