2017.3.29 13:00

【球界ここだけの話(859)】WBC取材で小久保監督に見た代表監督の資質 プレミア12敗戦後に取ったある行動(2/2ページ)

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WBCニュース
3月16日、渡米前に取材に応じる日本代表の小久保裕紀監督 

3月16日、渡米前に取材に応じる日本代表の小久保裕紀監督 【拡大】

 2007年から巨人担当となった記者は、06年オフに巨人からソフトバンクに復帰した小久保監督とこれまで接点がなかったが、今回のWBCを取材して、とても言葉を大事にする人だと感じた。

 印象的だったのは、壮行試合で台湾プロ選抜と対戦した試合後(3月1日)の会見。報道陣から試合の感想を求められると、「台湾が、われわれ侍ジャパンの強化試合のためにわざわざナショナルチームを作って、投手もWBC球で投げてくれたことに感謝したい」と最初に切り出した。相手を敬い、自軍の選手の声にも耳を傾ける。その姿勢は最後まで、一貫していた。

 リーダーとは? 指導者とは? 自問自答しながら、指揮を執った3年5カ月。準決勝での敗戦後の会見で、自ら代表監督から身を引くことを明かした。悔いはないか、との質問には、柔和な表情で「まあ、やりきったといえばやりきったけど、ただ勝てなかったというのは事実。あと、評価は周りがすることだと思います」と語った。まだ45歳。さらにスケールアップした「小久保監督」が、日本球界に復帰する日を楽しみにしている。(桜木理)

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