2017.3.27 13:00

【球界ここだけの話(857)】阪神園芸スタッフが明かす、プロ野球と高校野球の違いはグラウンドに残る足跡

【球界ここだけの話(857)】

阪神園芸スタッフが明かす、プロ野球と高校野球の違いはグラウンドに残る足跡

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神園芸のグラウンドキーパー、金沢健児氏

阪神園芸のグラウンドキーパー、金沢健児氏【拡大】

 日々、熱戦が繰り広げられている選抜高校野球大会。大会期間中、高校球児同様にグラウンド中を走り回る人々がいる。阪神園芸のスタッフだ。

 阪神園芸のグラウンドキーパー、金沢健児氏によると、選抜は夏の甲子園より試合数が少なく、大会日程も短いため、まだ余裕があるそう。日々、球児の足元を支えながら、選抜終了後に訪れるプロ野球のシーズン開幕に向けて、体のリズムを取り戻す期間でもあるといい、「思い出しながらやっています」。

 金沢氏の場合、午前7時前には球場に到着し、前日の時点である程度のグラウンドの整備や芝生の手入れは行っているため、試合当日の朝は夜のうちに変化が起きていないかをチェックする。大会期間中は社員、アルバイトの計24人体制で週1回ほど休養日を作りながら、回しているという。

 現在は大会自体にも予備日が設けられているため、適度に休みを取ることができるが、昔はぶっ通しのことも多かったそう。そして、阪神の本拠地でもある甲子園球場だけに、金沢氏が感じるプロ野球と高校野球の違いを教えてくれた。それは、グラウンドに残る足跡に現れるそうだ。

 「試合後のグラウンドの荒れ方がまったく違う。プロはそういう足跡でイレギュラーしたくないから、極力残さないようにする。選抜は1日で3試合あるというのもあるけど、同じ1試合でも高校生は一生懸命にプレーしているからか、足跡もかなり残っている」

 確かに、プロでは失策につながるミスの元を減らすため、外野手が守備位置に向かう際は、土の上を避けて通ることが多い。一方、高校野球では守備位置まで全力疾走。ガムシャラさが足跡となって残っているということだ。

 もちろん、五回終了後のグラウンド整備、次の試合前にはしっかりと整備される。天然芝ではなく、土のグラウンドだからこそ、見える違い。そういった部分にも、注目してみたい。(西垣戸理大)

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