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【球界ここだけの話(839)】北京五輪の“しくじり先生”、佐藤隆彦氏が侍ジャパンのメンバーへ伝えたいこととは?

【球界ここだけの話(839)】

北京五輪の“しくじり先生”、佐藤隆彦氏が侍ジャパンのメンバーへ伝えたいこととは?

佐藤隆彦氏

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕し、日本代表「侍ジャパン」の奮闘が続いている。1次リーグ2試合を終えた日本の失策は2個。いずれも失点に直結していないが、ひとつのミスでその試合の勝敗どころか、その大会を通じての流れが変わってしまう可能性もある。

 「侍ジャパンのメンバーはいい選手ばかり。みんなメンタル面は強いと思う。東京ドームでのプレーも慣れている。でも一つのエラーを引きずってしまう怖さがあるんです。特に国際大会です」

 こう力説してくれたのは「G.G.佐藤」の登録名で人気を博し、西武やロッテなどでプレーしていた佐藤隆彦氏だ。西武時代の2008年、日本代表として出場した北京五輪。チームは着実に勝ち進み、準決勝でライバルの韓国と対戦した。この試合で左翼を守っていた佐藤氏は失点に絡む2失策し、日本は敗退。さらに米国との3位決定戦でも失点に絡む失策を犯し、試合も敗戦。日本は目標の金メダルどころか、メダルにすら手が届かなかった。

 「俺の場合、(試合が)完全に終わってしまったと思っちゃった。すごいことをやらかしてしまったと思って気持ちを切っちゃった。打球が自分のところに飛んでくるなと思っていました。それは今でも後悔していますよ」

 監督、コーチ、チームメート、スタッフの誰もが試合終了まであきらめずに必死に戦うなか、佐藤氏だけはすでに戦意喪失してしまったという。失策で頭の中が真っ白となり、パニック状態。試合よりも、その場から逃げ出したい感情に心が支配されてしまった。あれからもうすぐ9年。今なら冷静に振り返ることができる。

 「こんな俺が言えるとするならば、大切なことは気持ちを切らないこと。たとえミスをしても、最後まであきらめないこと。仲間を信じることですね」

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