2017.2.25 13:00

【球界ここだけの話(827)】ネガティブ発言が目立ったソフトバンクD1・田中の芯の強さ「何を言われても書いてください」

【球界ここだけの話(827)】

ネガティブ発言が目立ったソフトバンクD1・田中の芯の強さ「何を言われても書いてください」

キャンプ中、ブルペンで投げこんだソフトバンクのドラフト1位・田中。その目力は強い

キャンプ中、ブルペンで投げこんだソフトバンクのドラフト1位・田中。その目力は強い【拡大】

 春季キャンプも終わりを迎えようとしている。ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=の現在地はどこだろう。

 パ・リーグの敵チームのあるスコアラーが現時点で予想する開幕ローテーションの6人の中に田中はいない。5球団が競合した大卒の即戦力。問答無用で名を連ねてもおかしくはないが、簡単な道ではないのが、層の厚い、鷹らしさか。ただ、同じスコアラーは「田中正義が入ってこれるか」と、逆転候補には真っ先に挙げた。

 強さともろさが同居したプロ生活のスタートだ。直球の威力は誰もが認める。半面、変化球やフィールディングなど未熟さも注目されてしまう。これも大物の宿命。周囲の声はさまざまだが、田中自身がどのような自己評価を下しているのか、はっきり語っていない。

 「下手くそです」

 「現実は厳しい」

 ネガティブな発言が目立った。われわれ報道陣の仕事のひとつが“粗探し”であるがゆえにマイナスなイメージが印象に残ってしまうのは心苦しいところ。だが、右腕は決して「無理」や「できない」は口にしていない。客観的な自己分析の一方で、苦手な部分についての話題も一線は越えない。

 「僕が話さない方が記事を書きやすいんじゃないですか。周りの人に聞いた方がいいと思います。何を言われても書いてください」

 評価は他人と結果が下すもの。率直に受け入れるという意思表示とともに、反骨心に変えるような雰囲気が感じられた。今後も、よくも悪くも騒がれることになるだろうが、その芯の強さは失ってほしくない。(安藤理)

  • 19日の紅白戦に登板したソフトバンク・田中。力強い投球で逆転開幕ローテーション入りを果たせるか
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