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【球界ここだけの話(823)】中日・森監督、投手は9人目の野手!「盗塁のサインを出す」

【球界ここだけの話(823)】

中日・森監督、投手は9人目の野手!「盗塁のサインを出す」

中日・森繁和監督

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 最下位からの巻き返しへ、中日・森繁和新監督(62)が投手陣の意識改革を求めた。といっても投球術うんぬんの話ではない。関係者によると2月初旬に行われた投手ミーティングで「君たちは『9人目の野手』だということを決して忘れるな」と熱く語ったそうだ。

 「森監督は、投手もバットを持てば打者であり走者。簡単にアウトをひとつ、相手に与えることだけはするな。先発は、完投すれば3打席は回ってくる。1回でもバットで貢献できれば、チームの勝利、自分にも勝ち星が転がりこんでくる確率は大きくなるのだから、といっておられた」

 2月16日。大野、若松ら主力投手も参加してケース打撃が行われた。コーチの「一死一塁」「一死二、三塁」という声が北谷球場に響き渡る。打席に立つ投手に向かって送りバント、スクイズ、バスターエンドランなどのサインがめまぐるしく出される。失敗すれば怒号が飛び交う中、首脳陣の目元が緩んだのは、ドラフト1位・柳裕也投手(明大)がバスターで左前に運んだ場面だ。

 その日の会見。森監督は「とくに先頭打者で打席に立って、内野ゴロを打ったときは、必ず一塁まで全力疾走しなさい、と(伝えた)。相手野手にプレッシャーをかけることで一塁への送球が乱れる可能性が高くなるからだ」。さらに、記者が予想もしなかった“森繁節”が飛び出した。

 「ミーティングでは『投手に盗塁のサインを出すこともあるから』と伝えた。相手のスキをつくということだよ。『全力で走って、疲れて投球にも影響する』というのなら俺にいってこい。そのときは配慮してやるからとも言ったけどね」

 プロ野球担当記者になって20数年。仰木彬、野村克也、星野仙一、岡田彰布…。10人以上の監督と接してきたが、『投手にも盗塁のサイン』を公言した指揮官はいなかった。まして森監督といえば、現役時代(西武)は投手だっただけに、なおさら驚かされた。

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