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【ダッグアウトの裏側】大リーグ機構が提案した敬遠四球のルール変更ではドラマが生まれない…日本は追随するな!

【ダッグアウトの裏側】

大リーグ機構が提案した敬遠四球のルール変更ではドラマが生まれない…日本は追随するな!

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ダッグアウトの裏側
1978年に日米野球で来日したベンチ氏(手前)。敬遠をめぐって恥ずかしい経験がある

1978年に日米野球で来日したベンチ氏(手前)。敬遠をめぐって恥ずかしい経験がある【拡大】

 これには猛然と異を唱えたい。米大リーグ機構(MLB)が先週、敬遠四球のルール変更を選手会に提案したことが判明。合意すれば、ボール球を4球投げなくても、敬遠の意思を示すだけで打者を一塁へ歩かせることができるようになる。

 「試合時間の短縮に関するルール変更を検討している」とはロブ・マンフレッド・コミッショナー。2年前の就任以降、熱心に取り組んでいるが、このルール変更には首をかしげる。敬遠を巡るさまざまなドラマ、まさかの展開が見られなくなってしまうからだ。

 ツインズの公式記録員から、通算3053安打で同打率・328を誇る殿堂入り内野手、ロッド・カルーのエピソードを聞いたことがある。1976年5月の試合で、相手投手に勝負させるため敬遠のボール球を2度も空振り。故意に追い込まれたが、一塁へ歩かされた。すでに4年連続で首位打者に輝いていたカルーが、いかに怖い打者だったかわかる。

 アスレチックスとレッズが対戦した72年のワールドシリーズでは、殿堂入り捕手のジョニー・ベンチが屈辱を味わった。第3戦の八回一死二、三塁で、のちに殿堂入りするローリー・フィンガーズと対戦。フルカウントになって立ち上がった捕手が、投球の直前にしゃがみ、まさかの見逃しの三振を喫した。筆者が2012年に行ったインタビューでも「敬遠だと思い込んでいた。最も恥ずかしい場面」と振り返っていた。

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