沖縄県内で自主トレを公開した楽天・今江=撮影・広岡浩二
沖縄県で自主トレに励む楽天・今江=撮影・広岡浩二 ギャラリーページで見る 昨夏で休部したPL学園高野球部。数々の一流プロ野球選手を輩出した一方で、さらに人気漫画家も活躍していた。
楽天・今江敏晃内野手(33)が3年時、2学年下に漫画家、なきぼくろ氏がいた。今江は今オフ、同氏がデザインした「DL GAKUEN」のTシャツを着て練習している。
なきぼくろ氏がPL学園高をモデルに描く「バトルスタディーズ」は、「DL学園」に通う高校生が主人公の野球漫画。「自分は故障(DL)が多いから引っかけてくれたようですね。でも、今年はシーズンを通して故障しないように心がけます」と目尻を下げた。
今江は当時を振り返り、「3年生は神様扱いされるから、1年生(なきぼくろ氏)は口をきけなかった。話すようになったのは卒業後です。Tシャツは、仲間が(なきぼくろ氏に)頼んで作ってくれて、プレゼントしてもらいました」と打ち明け、第1巻では対談に協力した。
対談前に会食した際には、なきぼくろ氏から野球部内での上下関係などを漫画にしていいのか相談を受けたという。今江は「先輩方からいろんな意見があるかもしれないけど、別に気にすることはない。野球部を、おもしろおかしく紹介すれば、きっと分かってくれる。みんな3年間プライドを持ってやってきたわけだから」と背中を押した。
ロッテから楽天に移籍1年目だった昨年の沖縄・久米島春季キャンプは、左ふくらはぎ痛のため2軍スタート。同4月は死球を受け、左尺骨骨挫傷など度重なるけがに泣かされた。反省を生かし、自主トレでは故障防止のために、ウオーミングアップに約2時間も費やしている。
今季はレギュラー陣の不振や離脱がない限り、ウィーラーとの三塁の定位置争いに挑む。「もちろん三塁で試合に出たい。でも、チーム事情もあるから、もし一塁で必要とされるなら準備をしたい」と燃えている。
今春に「DL(故障者リスト) GAKUEN」を卒業して、今季こそ、けがなくシーズンを乗り越えたい。(広岡浩二)