2017.1.13 18:00

【ダッグアウトの裏側】インディアンスに移籍したエンカーナシオンの「観客動員ボーナス」とは…あのレジー・ジャクソンも!

【ダッグアウトの裏側】

インディアンスに移籍したエンカーナシオンの「観客動員ボーナス」とは…あのレジー・ジャクソンも!

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ダッグアウトの裏側
ブルージェイズから大型契約でインディアンスへ移籍したエンカーナシオン。さらに「観客動員ボーナス」もゲットする?

ブルージェイズから大型契約でインディアンスへ移籍したエンカーナシオン。さらに「観客動員ボーナス」もゲットする?【拡大】

 米大リーグではフリーエージェント(FA)の選手が大型契約を交わすと、詳細な内容まで報じられる。先日も3年総額6000万ドル(約69億6000万円)でブルージェイズからインディアンスへの移籍が決まったエドウィン・エンカーナシオン内野手(34)の『アテンダンス・ボーナス』に目が留まった。本拠地の観客動員数が200万人を超えればボーナスが発生。最大で100万ドル(約1億1600万円)を得るという。

 日本球界ではなじみのない『観客動員ボーナス』だが、大リーグでは1930年代から交わされていたという説もある。筆者が初めて聞いたのはヤンキース担当時代、レジー・ジャクソン氏(70)からだった。

 通算563本塁打の同氏は、10月のポストシーズンに強く“ミスター・オクトーバー”の異名を持つ。ヤンキースのイメージが強いが、82年にエンゼルスへ移籍。87年にアスレチックスで現役を引退した。実は最後の2球団と『観客動員ボーナス』を交わしていた。

 移籍1年目の82年、エ軍の観客動員数は280万7360人。240万人以降、1人につき50セント(約58円)を受け取る契約だったため、20万3680ドル(約2362万6880円)のボーナスを得た。年俸100万ドルで超一流だった30年前には、大きな額だった。

 ジャクソン氏に代表されるように、『観客動員ボーナス』は晩年のスーパースターが求める傾向にあった。年俸ダウンを人気で埋め合わせようとするためだが、エンカーナシオンは昨季のア・リーグ打点王。30球団中28位の159万1667人と低迷する観客動員の起爆剤だけでなく、主砲としても期待されている。

 「有望な若手が多いし、世界一になれると思っている。それが移籍を決意した理由だ」とエンカーナシオン。そのバットで2年連続のワールドシリーズへ導けば、本拠地の観客は増え、ボーナスも手にできる。

田代学(たしろ・まなぶ)

サンケイスポーツ一般スポーツ担当部長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」

 

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