2017.1.10 13:00

【球界ここだけの話(782)】右肩の状態が改善した日本ハム・斎藤、早実高時代などを参考に先発枠を争う

【球界ここだけの話(782)】

右肩の状態が改善した日本ハム・斎藤、早実高時代などを参考に先発枠を争う

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サンスポ記者の球界ここだけの話
7年目を迎えた日本ハム・斎藤佑樹。今オフは表情が明るい

7年目を迎えた日本ハム・斎藤佑樹。今オフは表情が明るい【拡大】

 今季7年目を迎える日本ハム・斎藤佑樹投手(28)の表情が明るい。5日に公開した自主トレでは、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の増井とのキャッチボールが印象的だった。3月のWBCを見据えて例年より早い調整を進める増井よりも強いボールを気持ちよさそうに投げていた。

 「肩の状態はここ数年で一番いい。キャッチボールは去年から続けているので、すぐにでも投球練習に入れる状態です」

 2011年の沖縄・名護キャンプが忘れられない。4球団が競合した前年秋のドラフト会議で日本ハムに1位指名された「ハンカチ王子」を見ようと報道陣、ファンが大挙集結。ブルペンでの投球練習では、取材エリアに報道陣が入りきらないほどの注目ぶりだった。

 それも今は昔。2年目途中に右肩を痛めてからは鳴かず飛ばずの日々が続く。昨季は11試合の登板にとどまり、0勝1敗、防御率4・56。3年ぶりに未勝利に終わった。直球は140キロ前後で、フォークを多投して相手打者をかわそうとする投球に、「限界」という声も出ている。

 崖っぷちに追い詰められた斎藤だが、光明は右肩の状態が良くなってきたこと。さらに右肩の可動域を広げるトレーニングも取り入れている。

 斎藤によると、肩の動きが広くなることで、ボールをリリースする際の体と右腕のタイミングが合い、指にかかるようになってきたという。これに伴って投球フォーム修正にも着手。140キロ台後半を連発していた早実高、早大1、2年時を参考に、最善のフォームを求めている。

 背番号の変更も、斎藤の心を後押しする。昨季終了後、球団に「18」の返上を申し出ると、提示されたのは早実高で全国制覇したときにつけていた「1」。「ありがたい。球団の配慮に応えたい」と決意を新たにした。

 昨季は先発と中継ぎの両方を経験したが、ゲームメーク能力に秀でた右腕の適性は先発だろう。今季の日本ハムの先発陣は大谷、有原、高梨の「3本柱」は確定で、今季再び抑えに回る増井、巨人に移籍した吉川の穴を誰が埋めるかがポイントになる。

 昨季7勝の加藤、4年目の助っ人メンドーサ、米球界から復帰した村田らを中心に残る先発枠は激しい争いとなる。斎藤がその中に割って入っていけるか、注目したい。(片倉尚文)

  • 5日の自主トレではキャッチボール前にマエケン体操のようなストレッチを披露した日本ハム・斎藤
  • 5日の自主トレで力強くキャッチボールを行った日本ハム・斎藤
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