10月のドラフト会議でソフトバンクから1位指名を受け、笑みを浮かべた創価大・田中
11月22日の新入団選手発表会見で色紙を手に挨拶する田中 ギャラリーページで見る 落ち着いた口調で、言葉を選ぶ。余分なこと、偉そうなこと、大げさなことは言わない。テレビカメラや報道陣を前にしたときの対応に、注目を浴びてきた大物の雰囲気が漂う。ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=だ。
自身のプロフィルに記入した長所は「真面目で何事にも真剣に取り組む」。言葉通りの好青年だが、ホッとひと息ついた瞬間に魅力がある。
「芸人の方って、本当に尊敬します」
実は、お笑い好き。自身はいかにもウケ狙いというシーンは少ないが、しばしば真顔で語る冗談は外さない。
「笑いは取りたい方です。笑いを取りたいと思われたくはないんですけど…」
博多華丸・大吉の大ファンだという22歳は、どちらかというとツッコミか。ドラフト当日の会見では「大谷選手のあだ名は二刀流だが、田中選手はどんなあだ名がほしいか」と問われると「まず、二刀流はあだ名ではないです」とバッサリ。取材中に「お酒は飲まない」という話題になると、真剣な顔で体調管理について語りながら、一瞬、間を置いて「なんか、付き合い悪いやつみたい」。言葉足らずで真意が伝わらなかったときには、ジョークを交えて軌道修正をするシーンが目立つ。
ファンの前での入団会見では「他の新入団選手にここは負けないと思うこと」を答える場面があった。他の選手が全員高卒であることに気が付いて「年齢です」と即答し、笑いを誘った。