敵地で練習した大谷はティー打撃で汗。第1戦ではリアル二刀流でジョンソンを倒す(撮影・鳥越瑞絵) 敵地・マツダスタジアムを吹き抜ける心地よい秋風を受けて、大谷は20日、気持ちよさそうにバットを振った。
「きれいだな、と。(天然芝でも)打球処理は変わらない。しっかり処理できればいいです」
約3時間の全体練習では、投手として投内連係などで打球の転がりを確認した。22日の第1戦での開幕投手が決定。8番での出場が濃厚で、バットにも期待がかかる。
相手先発は大谷が「総合力が高い」と警戒する今季15勝の左腕、ジョンソン。厚沢ベンチコーチも「翔平でしょう」と打撃のキーマンに挙げた。
6月8日の広島戦(札幌ドーム)。「3番・DH」で先発した大谷は、一回にジョンソンからプロ1年目の2013年7月に楽天・田中(現ヤンキース)にぶつけられて以来プロ2度目の死球を受けた。ジョンソンは制球が定まらなくなり、三回にも大谷に四球。結局6回7安打4四死球3失点で、黒星を喫した。今回も内角攻めが予想されるが「大丈夫です」と動じない。8番で大谷がつないで、上位打線に回す。DHのない敵地では、二刀流が圧倒的に有利だ。
広島入りした前日19日夜、広島市内にある主砲・中田の実家に招待された。広島で試合がある際に、若手選手が参加する恒例のパーティーで、第3戦の先発が濃厚な有原らと日本一へ向けて団結力を高めた。チームにとっては2006年以来、大谷にとっては初めての日本一へ-。投打で主役を演じる。 (中田愛沙美)