9回のマウンドに上がった日本ハム・大谷=札幌ドーム(撮影・中島信生) (パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第5戦、日本ハム7-4ソフトバンク、日本ハム4勝2敗、16日、札幌D)「勝負手」が、ことごとく的中した。いきなり喫した4点のビハインドを、栗山監督が動いて、動いて、はね返した。
「4点を取られて逆に熱くなった。絶対に何とかしてやると。監督になって、ベストゲームかもしれない。感激した」
CSで13打数無安打と不振だった不動の二塁手・田中賢を外し、杉谷を2番で起用。その杉谷が三回に柳田のライナーを好捕し、その裏、2点差に迫る中前打。「大きなリスクを背負っても、流れを変えないといけない」という指揮官の期待に、杉谷も応えた。
2点を追う四回一死満塁。正捕手・大野に代えて打席に送った岡が、同点の中越え2点二塁打。「全然早いと思わない。あれをやるために捕手を3人ベンチに入れている」。直後、中島のスクイズでは陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)にバットに当たった瞬間に「ゴー」のギャンブルスタートを切らせ、勝ち越した。