質より量!? とにかく野手の絶対数が足りないという判断です。今週20日のプロ野球ドラフト会議で金本阪神は野手の大量指名に踏み切りそうです。超変革第2章に入ったチームの最重要課題の中に一、二軍を含めて「野手の絶対数が足りない」という声があるのです。今オフ、現時点で11人が退団(戦力外通告者を含む)し、そのうち野手は4人。ヘイグ、ペレスの両外国人選手を含めると6人の野手が去りました。ドラフトでは相当数の野手獲りが行われそうですね。
■どこで最終決定するのか、実は…
いよいよ今週はプロ野球ドラフト会議です。今年のアマ球界は豊作といわれ、12球団のスカウトたちの腕の見せ所とも言われています。実際、水面下では虚々実々の駆け引きが行われていて、その証拠に「いまだに1位指名を公表する球団がいない」という異常事態も指摘されています。
金本阪神もまだ1位指名で揺らいでいる…という情報があります。
「田中か佐々木か…。二者択一になることは間違いないが、まだ最終決定はしていない」
直近の球団幹部の言葉です。どうして決まらないのか。それは球団側が勧める創価大・田中正義投手(右投げ右打ち 1メートル86 89キロ)と、金本知憲監督(48)が希望する桜美林大・佐々木千隼投手(右投げ右打ち 1メートル81 83キロ)の2人のどちらにするか、最終決定に至っていないからです。
球団と現場では度重なるスカウト会議で先発型の即戦力投手を指名することでは意見が一致しています。しかし、球団側は大学No.1で最速156キロの田中を筆頭候補に推していますが、一方の金本監督は佐々木に固執しているのです。その理由は次の通りです。
田中は今春に右肩炎症を起こしています。現在は回復して東京新大学秋季リーグでは順調に登板を重ねていますが、病み上がりで来季1シーズンの先発ローテーションに入れるかどうかは微妙な部分もあるのです。一方で佐々木は近々の故障歴もなく、即戦力として確実に計算できる投手ですね。来季は監督就任2年目で「結果が問われる」という指揮官にとってはある程度、将来性より来季に比重を置いた考え方になるのも仕方がないわけです。