2016.10.3 08:00

【荒木大輔 ピッチbyPitch】松坂、CS戦力になる状態ではなかった

【荒木大輔 ピッチbyPitch】

松坂、CS戦力になる状態ではなかった

降板したソフトバンク・松坂(左)をベンチで労う工藤監督(右)=Koboスタ宮城(撮影・土谷創造)

降板したソフトバンク・松坂(左)をベンチで労う工藤監督(右)=Koboスタ宮城(撮影・土谷創造)【拡大】

 (パ・リーグ、楽天7-0ソフトバンク、25回戦、ソフトバンク16勝8敗1分、2日、コボスタ)現在の松坂は、たとえ球速表示が「144キロ」でも、「144キロ」の球の力はない。もともと器用に全身を使って投げるタイプではなく、上体頼みの投球フォーム。ブランク明け、しかも緊張も加われば、この日のように制球が大荒れになることは予想できた。

 先頭の嶋には直球系で押したが、カーブやスライダーで肩の可動域を広げていき、徐々に速球系を増やしていく方法もあった。西武時代からバッテリーを組む捕手の細川も苦労したと思うが、松坂の現状と昔からの特徴を考慮してもよかった。

 ただ、クライマックスシリーズ(CS)へ向け、他の投手の調整登板が優先。松坂が最後の八回になったことは、現在の置かれた立場を表している。一方、チームはCSへ1人でも多く救援投手がほしい状況。松坂にとってチャンスだったのは事実だった。

 残念ながら、CSの戦力として加わる状態までは戻っていなかった。この日の球の力では、2軍の中でも厳しいだろう。早く来年へ向けた準備に入れると前向きに考えてもらいたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

試合結果へ

  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. ソフトバンク
  5. 【荒木大輔 ピッチbyPitch】松坂、CS戦力になる状態ではなかった