2016.9.22 13:00

【球界ここだけの話(672)】日本ハムのドラ3井口を育てた北の大地…地方大学から飛び出すスター候補に注目

【球界ここだけの話(672)】

日本ハムのドラ3井口を育てた北の大地…地方大学から飛び出すスター候補に注目

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
日本ハム・井口和朋

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 大自然に囲まれた球場に、ミット音がこだまする。北海道学生野球連盟の北海道六大学野球リーグには、網走、旭川、函館、苫小牧にある6大学が所属。決して環境は良いわけではないが、必死に白球を追っている。

 その中でも、網走市にキャンパスがある東農大北海道オホーツクは4季連続優勝の強豪。日本ハムのドラフト3位・井口和朋投手も出身者の1人だ。

 神奈川・横浜市出身。武相高校時代は、3年夏の県大会8強が最高成績で甲子園出場はない。 縁のない北の大地でのプレー。「後から聞いたら他の大学からもオファーがあったみたいなのですが、自分で決めました」と当時を振り返る。

 オホーツク海に面して、流氷が有名な網走市。初めて足を踏み入れた日、降り立った女満別空港で「やっていけるのかと思った」とがくぜんとしたが、すぐに順応。地元・水産加工会社でのアルバイトや雪かきも初経験した。

 北海道の各球場で行われるリーグ戦。キャンパスのある網走市から約6時間、バスに揺られて苫小牧に移動することもあった。電波が届かない道を走行することが多いため、寮にいる間に漫画や映画をタブレットにダウンロード。バスの中には、仮眠用のクッションなどを持ち込むなど工夫していたという。それだけに「バスに乗っているだけなので。プロの方が、飛行機からバスに乗り換えたり大変ですよ」とあっけらかんと語る。

 今年も、北海道六大学野球リーグには、函館大の吉田雅貴投手らドラフト候補がいる。過酷な環境を乗り越え、地方大学からたくさんスターが誕生してほしい。(中田愛沙美)

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