延長十回、中前にサヨナラ打を放ち、岡田(右)から氷水をかけられる丸(中央)。姿が見えない(撮影・鳥越瑞絵) (セ・リーグ、広島6x-5DeNA=延長十回、23回戦、広島13勝10敗、1日、マツダ)大歓声の中、ライナーではじき返した打球が中前に弾む。一塁を駆け抜けた広島・丸にナインが駆け寄り、ヒーローの姿が見えなくなるくらいの大量の氷水が浴びせられた。25年ぶりの優勝へ、また大きく前進した。
「なんとか食らいついていこうと思っていた。ああいう形になってよかったです」
5-5の延長十回一死満塁だ。カウント2-2から田中の136キロ直球をとらえた。チームは1-5の五回、一死から2本塁打を含む6安打を集中して同点。驚異的な粘りが今季40度目の逆転勝ちを引き寄せた。
「どんなに点差が離されていても1点ずつ返していこうと思った。1点ずつ返していくことによっていい雰囲気になるのは感じている。きょうもそういう展開になった」
昨季は米大リーグ、ヤンキースから黒田が復帰し優勝候補の筆頭にあげられながらもBクラス。丸も全143試合に出場したが打率・249と結果を残せなかった。