第98回全国高校野球選手権大阪大会5回戦(27日、履正社2-0大体大浪商、舞洲)最後の打者が中飛に倒れるのを見届けると、履正社・寺島がほえた。八回まで毎回三振の山を築き、13奪三振。そのうち12個は直球で奪った。圧巻の投球で大体大浪商打線を3安打完封と寄せ付けなかった。
「今大会では一番いい(投球だった)。春季近畿大会の智弁学園戦くらい体の動きがよかったです」
投げ合ったのはプロ注目のMAX147キロ右腕、西田。「いい投手なのでバッター陣がそんなに点をとれるかわからない」。狙ってスコアボードに0を9個刻んだ。
この日のMAXは145キロ。日米12球団のスカウトが集結し、阪神の畑山球団統括スカウト補佐は「いいですね。相手も相手なので気持ちが入っている」と納得顔だった。
8強にコマを進めた寺島は「目の前の試合を一戦一戦大事に(戦いたい)」と冷静だった。甲子園に行くまでに必要な勝ち星はあと3つ。頼れるエースがボルテージを上げていく。 (森川怜奈)