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【これでいいのか!?コリジョンルール(上)】大久保博元氏、導入の仕方を問題視

【これでいいのか!?コリジョンルール(上)】

大久保博元氏、導入の仕方を問題視

1969年日本シリーズ第4戦。捕手・岡村のタッチの前に、土井の左足はベースに届いていた。コリジョンルールでは、両者の技術の激突も見られない

1969年日本シリーズ第4戦。捕手・岡村のタッチの前に、土井の左足はベースに届いていた。コリジョンルールでは、両者の技術の激突も見られない【拡大】

 本塁上での衝突(コリジョン)を防ぐため、今季から導入された「コリジョンルール」は、まだ確かな基準を示せないでいる。

 コリジョンルールがこれだけ問題視されるのは、導入の仕方に一因がある。

 1年間は、ファームの試合で運用すればよかったのではないか。問題が起きても、ファームなら柔軟に対応できるし、1年という長い期間でテストケースを集めて十分議論した上で1軍の公式戦に導入すれば、ルールを巡るトラブルは最小限に済んだはずだ。現状は、味見せずに料理をテーブルに出したようなもの。ファン、選手、審判さえも戸惑うはずである。

 捕手だった私にも、このルールは不要に思える。プロの捕手にとって、クロスプレーは最大の見せ場。いかに走者をブロックし、タッチして生還を阻むか。そのために日々練習している。

 今やルールを過剰に意識するあまり、腰が引けての追いタッチばかり。ファンサービス、捕手の技術向上にとって、新ルールはいいところがない。 (サンケイスポーツ専属評論家、前楽天監督)

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