五回に勝ち越しの右犠飛を放ったオコエ(撮影・土谷創造) (セ・パ交流戦、楽天3-2ヤクルト、3回戦、楽天2勝1敗、9日、コボスタ)楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)が攻守で躍動した。
0-1の五回、同点としてなお無死一、三塁の場面で勝ち越しの右犠飛を放ち、これが決勝点となった。
「ゴロでも何でも、思い切って強い打球を打とうと思っていた」
ヤクルトの先発・古野の武器である内角へのシュートにうまく対応し「チームの勝ちにつながる点になって良かった」。現在はタイトルの対象になっていないが、プロ初の勝利打点に笑顔を浮かべた。
守備でも光るプレーを見せた。五回一死一塁の場面で大引の浅い飛球に対し、「もし後ろにいって(そらして)も、走れば追いつくと思って」と迷わず前へダッシュし好捕。走者が飛び出した一塁に矢のような送球も披露し、アウトにはならなかったが観客をどよめかせた。
この日の試合前練習中、送球の細かい技術を直接指導していた梨田監督も「守備でもいいプレーがあったね」と目尻が下がりっぱなしだ。
朗報も届いた。妹の桃仁花(東京・明星学園高)がこの日、バスケットボールのU-17女子世界選手権(22日~7月2日、スペイン)の日本代表に選出された「負けないように頑張ります」と白い歯を見せたオコエ。いずれも先発フル出場したヤクルト3連戦で計3安打3打点でカード勝ち越しに貢献。試合を重ねるごとに、18歳の才能はその輝きを増している。