2016.3.14 05:06

巨人選手の金銭授受、球団は「賭け事とは全く異質」と説明

巨人選手の金銭授受、球団は「賭け事とは全く異質」と説明

 昨年10月に野球賭博に関与したことが発覚し、11月に日本野球機構(NPB)から無期失格処分を受けた巨人元投手の笠原将生氏(25)が、サンケイスポーツの取材に応じ、試合前の円陣で「声だし」をした選手が、試合に勝った後で他の選手から金銭を受け取る「験担ぎ」が行われていたことを告白した。

 サンケイスポーツは13日、巨人に対し、「声だし」における金銭授受について質問した。連勝するほど各選手が払う金額が上がるシステムであれば、選手が自軍の勝利にネガティブな意識を持つ可能性があるのではないかと尋ねた。

 巨人は同日夜、ファクスで回答。それによれば、「声だし」による金銭授受は、NPB調査委員会の調査で明らかになった。2012年5月に5連敗した際に、チーム全体で危機感を共有するために始まった。勝敗のいずれかに賭ける行為ではなく、チームの士気を高めるという、野球協約が禁止する敗退行為とは正反対の目的があり、お金のやり取りは小額で、験担ぎの色合いもあり、賭け事とは全く異質な行為だと説明した。

 NPBでも野球協約177条(不正行為)などには違反しないと結論づけ、調査結果報告書には詳細が記載されなかったと思われるとした。その上で「誤解を招く恐れもあることから、野球賭博問題を機に一切禁じています」と回答した。