2016.3.2 19:01

ソフトB・松坂、288日ぶりのマウンドを前に松中氏との思い出語る

ソフトB・松坂、288日ぶりのマウンドを前に松中氏との思い出語る

キャッチボールで調整するソフトバンク・松坂=宮崎アイビー

キャッチボールで調整するソフトバンク・松坂=宮崎アイビー【拡大】

 2軍の宮崎キャンプに残留しているソフトバンク・松坂大輔投手(35)が、3日の練習試合・韓国斗山戦(アイビー)に先発する。右肩手術後、初のマウンドだ。調整した2日は、現役を引退した松中信彦氏(42)との思い出を振り返った。力と力の勝負の魅力を語り、気持ちを奮い立たせた。

 大きな一歩の前に、目指すべき姿を心の奥に描いた。右肩の手術後初の実戦を控え、松坂は過去に演じた数々の名勝負を思いだした。

 「(強打者との)勝負はうれしかったし、見る人も楽しんでくれたのでは。個人の勝負もある中で、勝ちたい。それがプロだと思っているので」

 3日の韓国斗山戦に向けてキャッチボールなどで調整すると、前日1日に引退を発表した松中の話題に移った。松中は会見で「大輔との勝負が一番楽しかった。力と力の勝負ができた」と発言。右腕も「僕も一緒ですね」と応じ、当時を振り返った。

 「左では松中さん、右ではノリ(中村紀洋)さん。イチローさんとはまたタイプの違った、印象に残る打者でした」

 3打席連発も、バットを折りながらアーチを浴びたこともあった。それでも、次々と直球勝負。「打たれては、当時の監督に怒られていました」と苦笑い。「直球が一番自信のある球」と、打ち取るための最高の球だったのは事実だが、勝負を楽しむ感情も認めた。

 「(現在も)そういう気持ちはあるんじゃないですか。ただ、僕は…」

 途中で言葉を止めた。まだ苦しいリハビリの途中だ。また数々の名勝負を演じることを願い、復活への大きなステップである288日ぶりのマウンドに立つ。

(安藤理)

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