2016.2.29 13:00

【球界ここだけの話(466)】虎・鳥谷は目から入ってくる情報にこだわる…7種類のレンズを試行へ

【球界ここだけの話(466)】

虎・鳥谷は目から入ってくる情報にこだわる…7種類のレンズを試行へ

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
サングラスへのこだわりをみせる阪神・鳥谷(右)

サングラスへのこだわりをみせる阪神・鳥谷(右)【拡大】

 より正しい情報を手に入れるために、努力を惜しまない。ビジネスの話ではなく、野球の話だ。

 先日、オークリー社の移動式ラボ「ローリングOラボ」が、阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪れた。鳥谷、藤浪ら同社製品の愛用者が次々と大型車の中に入り、目のチェックを受け、新しい“武器”を手に入れた。

 そのなかで驚かされたのは鳥谷だ。開幕に向けて、なんと7種類のレンズを試すという。屋外、屋内の違い、グラウンドの土やフェンスの色など状況に応じて使い分ける予定。「横浜はライトが強いので」とナイターで着用する可能性もあり、「少しでもプラスになるなら、どんどん試していきたい」と積極的だ。

 視力とひと口にいっても、個性があるという。遠くのものが見やすいのか、近くのものが見やすいのか。目を駆使したときの疲れ方や疲労の傾向など、細部まで調査した上で、その人に合ったレンズを提供している。

 触覚、嗅覚、味覚などいろいろあるが、目から入ってくる情報量は大量だ。スポーツ、特にプロの世界では、その情報処理能力は重要になる。

 以前、陸上の高橋尚子さんに話をうかがったことがある。2000年シドニー五輪でのサングラス投げは有名なシーンだが、「路面がぬれているのか乾いているのか。小石があるとか、入ってくる情報を瞬時に判断しないといけないので、目がすごく疲れる。自分にあったサングラスを着けることは、すごく大事」と話していた。

 野球でいえばグラウンドの状態やボールの回転に、サインのやりとり、相手選手の表情やしぐさなども、目から入ってくる情報だ。

 レンズに色がついていると目線が見えず、選手の表情を知りたいファンには残念だろう。その代わり、レンズの色やフレームなどの変化を楽しんでみてはどうか。この状況ではこんなサングラスを使っているのか…というところに注目すれば、また野球の楽しみ方が1つ増えるかもしれない。(高瀬悟嗣)